america人の健康事情

「運動をすることは体に良い」と日本でも様々なシーンで言われていますね。

これはアメリカも同じですが、運動をする意味や価値観が日本とは違うので、そちらをご紹介します。

日本人で習慣的に運動をしている人は、まだまだ多くはないのではないでしょうか?
筆者は5年前に日本に戻り、アメリカ在住時代に引き続き、現在もスポーツジムに通っています。そして、30代後半女性ですが、バーベルやダンベルなどをリフティングしたり、何キロもランニングをするのは日課となっています。ですが、これを日本人の知人ら、とりわけ同じ子持ちの既婚女性に言うと、驚かれることもあるのです。

アメリカでは、定期的に運動をすることはごくごく当たり前の日課であり、仕事前、仕事後など、スポーツジムで汗を流すのは一般的な人なら誰もが行っていることです。
定期的にジムに通ったり、運動をすることはライフの一部なんですね。
なので、筆者のように女性でリフティングをしているのも、何も珍しくもありません。
よくある日常です。

では、なぜアメリカ人が運動を習慣にするのでしょうか?
それは、彼らの国の大きな問題である「医療保険事情」が大きくかかわっています。

アメリカは大きな経済大国ですが、残念なことに日本やヨーロッパのような公的な機関が作る健康保険はありません。
医療保険は民間の保険会社が提供するものであり、それは非常に高額なものなのです。
家族4人であれば、10~15万、もしくはそれ以上の金額を医療保険として毎月払っており、これにはこと細かく保険でカバーができる部分、できない部分というものがわかれています。
MRIをとろうものには、20万円以上一回でかかりますし、救急車は100万円という国です。
ですので、医療保険にはいっていない国民が多数いるのです。
もちろん入っていなければ、医者にかかると非常に高額な請求がきます。

ですので、病気にかからないよう、病院にいく理由を防ぐよう、アメリカ人はこぞって運動を定期的にするようになったのです。日本でも最近はたくさんのサプリメントを目にすることが多くなりました。
店頭でも、様々な種類のサプリメントが並んでいますね。

それでは、サプリメント大国アメリカはどうでしょうか?
筆者が在米時代に目にしたのは、スーパーからドラッグストアまで、プリメントコーナーには日本とは比べ物にならない種類のサプリメントが並んでいたということです。
また、サプリメントや運動用の食品などを取り扱うブランドの専門店という、日本ではまだ珍しい分野のお店もたくさんあります。

アメリカのサプリメントの種類は膨大な数であり、筆者のアメリカ人配偶者が日本に来た際は、あまりの少なさに驚いたようです。

では、なぜアメリカはサプリメント大国なのか?
これは、アメリカの医療保険事情が大きく関係しています。
アメリカは、日本のように公的な機関が提供する健康保険がありません。
民間の保険会社が提供するものに入るしかないのですが、これは義務ではありませんので入らなくてもいいのです。
どうして入らない人がいるのか?
それはこの医療保険が非常に高額なのです。1人毎月5万円ほどはかかるような高額な医療保険。家族ともなれば、負担の大きさは増します。
なので、入っていない人も多いのが現状なのです。

そんな無保険で病院にかかると、もちろん非常に高額な医療費がかかります。日本の医療費とは比べ物にならないほどの高額で、検査などをすると数十万クラスのお金が一気に飛びます。
そんなわけで、病気になると大変なことになる、といった観念から、病気になるのを予防するために、サプリメントが進化し、この市場が繁栄したようです。

「グルテンフリー」最近日本でも少しずつ認識が出てきた言葉ではないでしょうか?
はたまた、聞いたことはあるけれど、具体的にはどんなものかわからない、という方もいるでしょう。
グルテンとは、小麦、ライ麦、大麦などに含まれるたんぱく質のことです。

食生活からこのグルテンを抜くことで、自然に痩せたり、体の調子がよくなったりするらしく、このグルテンフリーは欧米では空前のブームがおこっているのです。
元は小麦アレルギーやそれに伴う疾患をもつ人用の食事療法でした。

私はアメリカ在住時代に、このグルテンフリーと記載された食品をしょっちゅう目にしてきました。
最初は、グルテンフリー?これはなんだろう、と思っていました。
アメリカの雑誌やテレビなどでは、こぞってグルテンフリーが紹介されています。
レストラン、ファーストフード、あらゆる場所で、グルテンフリーの注文をすることもできるのです。
アメリカの食事は小麦を使うパンやパスタ、クッキーにケーキとあらゆる食事に小麦が使われます。
ですが、グルテンフリーの食事だからといってこれらの食事を食べないわけではありません。
小麦粉を使わないパンやパスタ、シリアル、お菓子など、そんな食べ物があふれているため、何もお米そのものを食べるというわけでもないわけです。
しかも、けっこうおいしいです。
日本にはまだまだこういった食品は浸透していませんね。

こういった点はアメリカならではと思います。